力になりたいと思って動いていたら、助けられてました…
私達、明智光秀の便乗ビジネスに翻弄されております。
そもそも、私達が扱っているスギ茶はもともと可児市のふるさと納税の返礼品にも選ばれている、アイジャパン様の素晴らしいお茶なんです。
だから、宣伝しなくたって、効果を実感された人は買ってくださいます。花粉症の症状が和らいだ、って言ってくださる方もいらっしゃいます。
私らが売らなくたって別にいいのでしょうけどね…😅
しかし、辞めようと思うと大量購入のオーダーが来たり、補助金が降りたり…何だか神様からスギ茶を売りなさい、って言われてるんじゃないかと思うほど、不思議な赤い糸で結ばれてるような商品なんです。
このスギ茶、ライバルは、実はペットボトルなんですよね…人でもお茶でもないところでの戦いなんですよ。
最近の若い人達は、お茶を急須に入れて飲む、ヤカンでお茶を煮出す、知りませんよ。ありえないけど、事実です。
もう、めんどくさいからの楽な方にみんな行っちゃうのよね…
でも、あの大量のペットボトルを辞めたら、地球には優しくなるでしょうね。
ペットボトルに打ち勝つ為にも、知名度をあげたいと思い、湯の華アイランドに試飲販売に行きました。ここは、活気のある市場です。
明智光秀は、ちまきが大好物だったとのことで、コラボ商品として明智光秀セットなるちまき(笹舟巻)セットもつくり、意気込んで行きました。
貧乏な私達は、笹舟巻を買い取れないから、「マージンいらないから、一緒に行きましょう」と餅松屋さんを誘いました。
とは言ったものの、生ものの和菓子だから、売れなかった時のリスクを考えると誘った責任の重さをジワジワ感じて、それがプレッシャーにもなっていて、気が着くと、お茶の宣伝より、笹舟巻きの売り込みを必死でしている自分がいました。
お茶は、売れ残ってもまた売れる。
ちまきは明日までが賞味期限…
焦ります。赤飯も持参されてきている。
ヤバイ…
最後は買取にするしかない…
そう思いながら、1日を終えました。
スギ茶は1000円が1袋売れました。
餅松屋さんは、赤飯は3つ
笹舟巻きは5個パックが一つと3個パックが三つ売れ残りました。
ちょっとほっとしました。
買い取れる数だったから。
ami友の試飲販売の1日の利益は、6時間滞在して1000円未満…
雇われ身なら、ami友は間違いなくブラック企業です。笑
翌日、餅松屋さんに売り上げを渡しに行きました。消費税を引かれることを知らなかったから、抜かれたお金は自腹で補充して渡しました。
餅松屋さんは、売り上げの封筒を受け取ると、「ご飯食べに行こうか?」と言うので大好きなお蕎麦を食べに行きました。黙って懐から2千円くださいました。
「お金は受け取ったからね。これは、僕の気持ちやから。自腹でやったらあかんよ。嫌になって続かへんからね。せっかくこうやってご縁をいただけたんやから、これで終わりになったらあかんで…」
私は涙が止まらなかった。
張り詰めていたものが吹き出したね。
モネの池、寒くなってきたから、力になりたい、なんて思っていた自分…
刃物祭りが中止で迷惑かけたから、その分売る場所を確保しなくては、と心配していた自分…
声をかけたらきてくださった餅松屋さん
買い取りたいけど、ナマモノゆえに買い取れなかった私達…
「山本さんの気持ちに気づいてやれなくて僕があかんかったね。気を遣わせて悪かったね…」って。
ドラマの「北の国から」のジュンくんが父親から泥のついたお札をもらったシーンが出てきたわ。この気持ち、わかるかな?
餅松屋さんは、器のデカイ、温かい人やったわ。


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感動しました。ami友はいろいろな人たちに
助けられてる。餅松屋さんの言うようにご縁を大切に繋げて行かなきゃね。
有難いよね。
私らね、辛い時に限って、いつも救いの手があるんよね…
利益以上の優しさに触れたわ。
ホント、泣けたわ。