おもいやりスギ茶の行方
1月11日に明智光秀ドラマ館がオープンしました。
岐阜市内岐阜公園内と可児市花フェスタ記念公園内にそれぞれあります。
可児市のドラマ館に早速行ってきました。歴史にそれほど詳しくない私でも映像やパネル説明でよく分かりました。
さて、私達も半年前からこのドラマ館のお土産ビジネスに翻弄され、いまだに彷徨っております。笑
明智光秀に便乗すれば、さらに売れる!そんな甘いことばに乗ってしまった私達は、新パッケージを作り、地元の新聞折り込み、地元フリーペーパー2社にも掲載して宣伝費を注ぎ込みました…
「商品は、いつ持って行ったらいいですか?」と委託先に聞いても返事はなし。
オープン2日前にしびれをきらした私は、直球で「うちの商品はもう置いてもらえないのでしょうか?」とラインをしました。
勇気を出してボールを投げた割に帰ってきたのは、「オープンが迫ってきているから、落ち着いてから持ってきてください」でした。
えっ、オープン2日前だよ、落ち着いてから?
私達の商品以外はすでに納品されて、内覧会にも招待されてました。
仲間が「紛れ込んで一緒に行こうよ」と声をかけてくれましたが招待もされてないのに、商品も置いてないのに内覧会に行けるわけがありません。
「暑いからやらなーい」って他の出店者が口を揃えて言ってるなか、炎天下の中でもバラ祭りを必死に盛り上げてきた私達。それは、一重に感謝の気持ちがあったから…
だけど、最終的にはこの現実…
何だか悲しくて、虚しくて、裏切られた様な気持ちが抑えられませんでした。
私ね、単細胞だから、そのまま気持ちをぶつけちゃったんです。どえらい長い文章を内覧当日に…
そしたら、この方、しっかりと私に向き合ってくださって、内覧会という超忙しい日の朝にきちんと返信をくださいました。
理由は、だいたいわかりました。私が日々感じている、私達のルーズだったところをバサッと指摘されました。いろいろ思う所はありましたが、後悔先に立たず…ですね。
仕切り直して、誠実にやっていくしかありません。
内覧会にも来てください、って言ってもらえました。
緊張して、たくさんのご馳走を味わえる余裕はありませんでした。
私達は今、スギ茶を売ることより、ホンネで諭して貰えた事を踏まえて、人間性を問われております。
上っ面の付き合いではなく、きちんと信頼関係を築くことが最優先だと思っております。
このメールをしてすぐに私は、あるだけのスギ茶を準備し、慣れないパソコンも相方のサポートで何とかポップもつくり、オープン当日には納品出来る状態にしました。出来ないから来週、って自分のことを言ってる場合やない、と思ったから。
早く準備できました、よろしくお願いします!って言いたかったから。
「落ち着いてからね」の約束は、意外にも早く、「オープン日の夕方なら時間とれます」という有難い返事となりました。
私ね、少し恥ずかしくなりました。感情をぶつけたことに…
やっぱり人間だから、その時その時で「情」はあります。マイナスの「情」をぶつけたら、マイナスの「情」が返ってくる。でも、それを続けていても何の得にもなりません。
モヤモヤが募るばかりです。でも、その人への想いがあれば、やっぱり向き合いたい。私はこの方が、そんな人ではないはず、って思っていたんです。
この方、仮にAさんとします。
Aさんは、刃物祭りが中止になって大量のキャンセルになったちまきを「バラ祭りに持ってきていいよ」って、一緒に売ってくださいました。
私が熱中症で倒れた時に直ぐに扇風機やミストを手配してくれました。
だから、私はとても感謝してます。
だから…
もう、失敗は許されない。
この一年は、一人一人の人としっかり向き合いたい。
おもいやりスギ茶、隅っこに追いやられているかもしれないけど、それでもいいんです。
私は、売れることより、ami友の信頼を回復することしか頭にないから。
そう思いながら、逃げ出したい気持ちもチラホラ…笑
撤退したら、楽になるのかしら?
いかんいかん、逃げたらそれだけの人間になっちゃう。
有言実行です。
気が向いたら、おもいやりスギ茶、買ってください。身体に優しいお茶です。


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