古民家再生は楽ではない、それでも頑張れる理由
古民家再生を始めて2か月半経ちました。
いろんなパプニングに見舞われながら、今、私達の人間性が試されている時期に来ております。
暑い日が続き、体力的にも辛くなってくる中、精神的も追い討ちをかけることが次から次へと起こります。
心配をしていた天井…先日の豪雨で瓦にもかなりダメージが来たようで、いろんなところで雨漏りが複数箇所見られました。
瓦も一部は朽ちて敷きかえなければなりません。
獣が屋根裏に巣を作って、糞尿の悪臭を放っておりました。
刈っても刈っても無限に生えてくる草…
せっかく育てたとうもろこしは、全部猿に食べられてしましました。
ガックリすることが続くと、次第に笑えなくなってしまいます。
もう辞めたいな、って思う時に限って、みんな同じように動いてくれます。庭木の剪定もみんな一斉にやってくれます。
長年つかって無かった事で固まってしまった下水道。地域サポーターのAさんが汚物まみれになりながら穴を掘ってつついてくださるのです。自分の家でもないのに、「あんたらが悪い訳やないから気の毒やわ」って。
また、ある時は、Hさんが「引っ越し大丈夫か?手伝ってやるわ」って、汗まみれになりながら、前工房から小屋を丸ごと運んでくださいました。ました。
その晩、相方は涙ながらに「真っ赤になりながらも文句一つ言わずに手伝ってくれたんよ。何でそこまでしてくれるんやろね…」って。
この地に来て思うこと。
みんな愛があるんです。優しい。
だから、私らもこの地がみんなにとって癒しの場所になるようしたい。
これが原動力です。

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